五輪書

あまりにも有名な 宮本武蔵(1584〜1645)兵法の書

闘いにおける論理は明快で 生涯60数戦無敗の策士にしか残せない 強力な心の戦術

現代ビジネスマンが 生かすにしても 会社組織の中にあっては アレンジするのも 難しい

敢えて 独立心のある骨太の男にのみ推薦

ただし 心のあり方を説いているので 心なきままに中途半端に用いると 

自らの刃にひれ伏すことになる

そんな 読むのに覚悟を要する 不滅の日本人代表 宮本武蔵 思想の集大成である

向上心


『自助論』にひきつづき スマイルズが書き下ろした 名著

自分を完成させるのは自分自身である ということを

さまざまなエピソードや切り口で 語り教えてくれます

検索ボックスに「〜とは」と入れて ことばの意味を探す日々において…

私が人生に関して 再度考えるときには 本書がまさに

「人生とは」検索の 最良の答えを出してくれる アナログな あたたかい検索箱なのです

日々のことば

本書に限らず 松下幸之助氏の書籍は

働くものすべてに 仕事に関するこころがまえと

商売の基本中の基本を 繰り返し教えてくれます


いわゆる世界の偉人の名言集と異なるのは

今日 今すぐにでも実践できるヒント集であること

常に 人や社会の理想像に向い 試行錯誤の中から生まれた真実のことば

日々を生きることの 本当の意味を教えてくれます

絵本のつくりかた

2冊組です

1冊は116Pで クリエイターの絵本製作過程や

製本術 印刷と出版に関わる話が 楽しく紹介されています

私もグラフィックデザイナーとして とても勉強になる内容でした

手作りの本をまず 1冊だけ作ってみたい人にもお奨めです 手描きの絵やイラストが大好きな人や

絵本作家を目指す人にも ぜひ読んで実践してほしいと思います


もう1冊は 何も印刷されていない…

あなたのために用意された 絵本ベースの白い本です


あなたは どんな世界観を 表現できるでしょうね

白い犬とワルツを


あなたは せっかく自分で創り出した主人公の姿や 舞台となる場所の様子を 

映画を観てくずされてしまった悲しい思い出はありませんか?

この原作も国内外で映画化されましたが 私には苦い経験があるので 敢えて観ませんでした

読んだイメージは そのまま守りたかったからです

切なくも 心に沁みる感動を覚えるストーリーです

愛に対する意識が 時に希薄になる 人間に対する警鐘


あなたには 白い犬を見ることが できるでしょうか?

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みにくいあひるの子

幼稚園の頃 ディズニーの絵本で見たのが最初でした

自分は空を飛べるし 優雅に振舞える白鳥なのに

命の燃え尽きるまで もしあひるだと思い込み続けていたら…


あひるが 悪いわけでも 劣っているわけでもなく

人間なら 自分の可能性に気付かないまま生きることのこわさを 教えてくれる物語

誰に出会い どう評価を受け さらに頂点をめざす勇気と情熱があるのか?

みにくくなんてない あひるの立場で読み返すのもいいですね


名作シンフォニー

老人と海

映画化されており 先に観てしまうと イメージが断定されてしまいますので要注意

ビジュアルから 淡々とした 広がりのない作品だと 勘違いするおそれがあります


できればこの本の活字から行間から メッセージの本当の意味を探ってほしいと思います

海の怪物と老人の姿 海  読む者の想像力にゆだねられてしまうスリル 


シンプルな状況設定といい キャラクタ限定の素晴らしさといい

数多くある 1対1の戦いを描いた本の原点ともいえるこの名作

実は 「己との闘い」「心の葛藤」を描いた 最初の作品でもあります